「一本橋で落ちたらどうしよう…」
「スラロームでパイロンを倒しそうで怖い…」
バイク教習でほとんどの人がぶつかる壁、それが一本橋(直線狭路)とスラローム(進路転換)です。
この記事では、筆者が実際に普通二輪免許を取得した経験をもとに、一本橋とスラロームの攻略法を初心者でも分かるように解説します。特にスラロームでは「2速と3速で全然走り方が違う」という、教習中に気づいた実体験もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!
✍️ 筆者の教習体験
大学3年の春休みに教習所に通い、約2週間で普通二輪免許(MT)を取得。一本橋は比較的スムーズにクリアできたものの、スラロームの2速でのアクセルワークに大苦戦。最終的に卒業検定は3速で合格しました。
1. 一本橋・スラロームってそもそも何?
まずは基本情報を整理しておきましょう。どちらもバイク教習の第1段階で練習し、卒業検定にも出てくる重要な課題です。
🌉
一本橋(直線狭路)
・幅30cm×長さ15m×高さ5cmの平均台
・落ちずにゆっくり渡りきる課題
・求められるスキル:低速バランス
🎯
スラローム(進路転換)
・間隔4.5mのパイロンを左右に避ける
・規定タイム以内で通過する課題
・求められるスキル:アクセルワーク・車体コントロール
| 課題 | 普通二輪(中型) | 大型二輪 | 小型二輪 |
|---|---|---|---|
| 🌉 一本橋 | 7秒以上 | 10秒以上 | 5秒以上 |
| 🎯 スラローム | 8秒以内 | 7秒以内 | 課題なし |
⚠️ 注意:一本橋は「ゆっくり(○秒以上)」、スラロームは「素早く(○秒以内)」と求められるものが逆です。混同しやすいので覚えておきましょう!
▼ 教習全体の流れを知りたい方はこちら
2.【一本橋攻略】自転車に乗れるなら心配なし!
💬 筆者の体験談:一本橋はそこまで怖くなかった
正直に言います。自転車に乗れる人なら一本橋は問題なく突破できます。「え、そんなに簡単?」と思うかもしれませんが、バイクも自転車も同じ二輪車です。2つの車輪でバランスを取る感覚は、あなたがすでに身につけているものなんです。あとはクラッチと後輪ブレーキの感覚さえコツをつかめば完璧ですよ!
とはいえ「自転車と同じ」と言われてもピンとこないですよね。具体的なコツを4つに絞って解説します。
一本橋を渡りきる4つのコツ
① 目線は「遠く」を見る
一番大切なのがこれです。怖くて足元を見たくなる気持ちは分かりますが、目線を下に向けるとバランスが崩れやすくなります。一本橋に乗ったら、視線は橋の終わり(15m先)もしくはその先を見つめましょう。自転車でも下を見ながら走るとフラフラしますよね? それと同じです。
② 橋に乗るまでは「しっかり加速」
一本橋の手前にある小さなスロープ、これが実は最初の難関です。ゆっくり進入すると乗り上げに失敗してそのまま脱輪……なんてことも。一回だけ試しに半クラだけでスロープ登ってみたら案の定バランス崩してコースアウトしたことがあります(笑)
「橋に乗るまではしっかり加速、乗ってからゆっくり」を意識しましょう!最初の発進は半クラッチ+軽いアクセルを使って、勢いよく橋に上がるのがポイントです!スピード出しすぎないように!
③ リアブレーキで速度を調整する
橋に乗ったら右足のリアブレーキを軽〜く踏み続けることで速度を調整します。フロントブレーキ(右手)は使いません。フロントブレーキは効きが強すぎてバランスを崩す原因になるので、一本橋では封印してOKです。リアブレーキをじわっと踏む感覚がつかめれば、速度コントロールは格段に楽になります。
④ ニーグリップでバイクと一体化する
両膝でタンクをしっかり挟む「ニーグリップ」は、一本橋だけでなくすべてのバイク操作の基本です。下半身でバイクをしっかりホールドすることで上半身の力が抜けて、ハンドルを細かく動かしてバランスを取りやすくなります。「膝でタンクを内股で挟む」とイメージすると分かりやすいかもしれません。
🌉 一本橋クリアの流れ
STEP 1 橋に対してまっすぐ停車する
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STEP 2 半クラ+軽くアクセルで勢いよく乗る
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STEP 3 乗ったらすぐ目線を遠くに固定
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STEP 4 リアブレーキ+半クラで速度調整
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GOAL ニーグリップを意識してそのまま渡りきる!
3.【スラローム攻略】2速と3速で走り方が全然違う!
一本橋と比べて、スラロームは筆者が一番苦戦した課題です。その理由と、乗り越えた方法をお伝えします。
💬 筆者の体験談:2速アクセルワークに大苦戦…
スラロームはとにかく苦戦しました。なんといっても2速と3速で走り方がまったく違うからです。
2速の場合は、アクセルとブレーキをうまく使い分ける必要があります。スロットルを開けすぎると急発進して曲がりきれないし、逆にブレーキを使いすぎると目標タイムに届きません。
3速の場合は、2速と比べてアクセルをほとんど使う必要がありません。惰性で十分スピードが出るので、ブレーキを微調整するだけで目標タイムを達成できます。
自分は2速でのアクセルワークが苦手すぎてコーンを倒しまくっていたので、卒業検定のときは3速で走って合格しました!
2速と3速の違いを理解しよう
教習所では「スラロームは2速で」と教わることが多いですが、実は卒業検定ではギアの指定はありません。自分に合ったギアで走ってOKです。
| 比較項目 | 2速 | 3速 |
|---|---|---|
| アクセル操作 | パイロンごとにオン・オフが必要 | ほぼ不要(惰性で走れる) |
| 速度コントロール | アクセル+ブレーキの両方 | リアブレーキの微調整が中心 |
| 難易度 | 高い(アクセルワークが命) | 低め(操作がシンプル) |
| 注意点 | 開けすぎると急発進 →パイロン接触の危険 |
進入速度が遅いとエンストの可能性 →しっかり加速してから進入 |
| こんな人向き | アクセルワークに自信がある人 | アクセル操作が苦手な人 |
💡 筆者のアドバイス:「2速でどうしてもうまくいかない…」と悩んでいる人は、一度3速を試してみてください。操作がシンプルになる分、目線やライン取りに集中できるので、意外とすんなりクリアできることがあります!
スラロームを攻略する5つのコツ
コツ①:目線は2つ先のパイロンを見る
手前のパイロンを見ると体がそっちに向かってしまい、接触の原因に。常に2つ先、3つ先のパイロンに目線を送りましょう。最後は出口のさらに先を見るくらいの気持ちで。
コツ②:ハンドルではなく体重移動で曲がる
腕の力でハンドルを切ろうとするとバイクが不安定になります。ニーグリップをしっかりして、下半身の体重移動でバイクを傾けるのが正解。バイクを傾けると自然にハンドルが切れます(セルフステア)。
コツ③:パイロンの「斜め裏」を通るイメージ
パイロンのギリギリ横を通ろうとすると接触リスクが上がります。パイロンの斜め裏に回り込むようなラインを意識すると、自然に車体が傾いて、余裕を持って通過できます。
コツ④:リズムを意識する
スラロームにはリズムがあります。「傾ける→起こす→傾ける→起こす」をテンポよく繰り返すこと。よく「ずんちゃ、ずんちゃ」のリズムで、と言われますが、まさにその通り。頭の中でリズムを刻みながら走ると不思議と体が動きます!
コツ⑤:進入と脱出のスピードで稼ぐ
タイムを縮めたいなら、パイロン内でスピードを上げるよりも、進入時にしっかり加速して、最後のパイロンを抜けたら全力で出口を駆け抜けるのが効果的。これだけで0.5〜1秒は短縮できます。
4. 卒業検定で絶対に押さえておくべきポイント
教習中はできていたのに卒検本番で失敗してしまう人は少なくありません。最も大切な考え方をお伝えします。
🚨 検定中止(即失格)になる行為
❌ 一本橋から脱輪(落ちる)
❌ スラロームでパイロンに接触
❌ 一本橋・スラロームでエンスト
❌ スラロームで転倒
📝 減点で済む行為(合格の可能性あり)
⚠️ 一本橋のタイム不足 → 1秒足りないごとに5点減点
⚠️ スラロームのタイム超過 → 1秒超えるごとに5点減点
つまり、一本橋は「落ちなければOK」、スラロームは「パイロンに当たらなければOK」が大前提です。タイムオーバーは減点で済みますが、脱輪や接触は即失格。本番では無理にタイムを狙うより、まず安全に完走することを最優先にしましょう。
卒業検定の合格ラインは100点満点中70点以上。タイムの減点は5点ずつなので、仮に1〜2秒オーバーしても他でミスがなければ十分合格できます。
5. その他の課題走行(急制動・S字・クランク)のコツ
一本橋とスラロームに注目が集まりがちですが、他にも課題はあります。ポイントだけ簡潔にまとめます。
🛑 急制動
40km/hから11m以内(雨天14m)で停止。ポイントは指定速度まで早めに加速して、ブレーキ開始地点ではアクセルを戻すだけの状態にすること。フロント7:リア3の割合でブレーキをかけましょう。
〰️ S字・クランク
狭い道を脱輪・接触なしで通過する課題。目線を出口に向けて、半クラ+リアブレーキでじわじわ進むのがコツ。クランクは特に速度を落としすぎるとバランスを崩すので、ある程度の勢いを保つことが大切です。
6. まとめ
📝 この記事のまとめ
✅ 一本橋は自転車のバランス感覚の延長。目線を遠くに保ちリアブレーキで調整
✅ スラロームは2速と3速で操作が全然違う。アクセルが苦手なら3速も選択肢
✅ 卒検は「落ちない」「当てない」が最優先。タイムは減点で済む
✅ どの課題も共通するコツは目線・ニーグリップ・リアブレーキの3つ
✅ 最初は誰でも怖い。練習すれば必ずできるようになる!
一本橋もスラロームも、最初は「こんなの絶対無理…」と思うかもしれません。でも教習を重ねるうちにだんだん体が覚えていきます。筆者もスラロームでコーンを倒しまくっていましたが、最終的には無事に卒業検定に合格できました。(まじで危なかった笑)
大事なのは「完璧にやろう」と思わないこと。まずは安全にクリアすることだけを目指して、肩の力を抜いてチャレンジしてみてください!
