🌸 SPRING RIDING GUIDE
春のバイク装備どうする?
気温10℃〜20℃別に冬装備からの切り替え方を完全解説
朝は寒いのに昼は暑い――春の装備選びに迷うライダーへ、
気温を基準にした具体的な切り替え方をお伝えします。
📖 この記事でわかること
✅ 春のバイクが難しい理由と、気温別の装備の正解
✅ 冬装備から何を「減らす」かの具体的な判断基準
✅ 部位ごとの春装備のポイントとおすすめ
✅ 春ならではの注意点(花粉・雨・紫外線)
春のバイクが難しい理由は「朝晩の寒暖差」にある
冬が終わって暖かくなってくると、「そろそろ冬装備は暑いな」と感じる日が増えてきます。
しかし、春のバイクが厄介なのは、朝は10℃なのに昼は20℃という日が珍しくないことです。
出発時は冬ジャケットでちょうど良くても、昼には汗だく。かといって薄着で出ると、帰りに凍えてしまう。この「どちらに合わせても正解にならない」感覚が、春の装備選びを難しくしています。
さらに、バイクは走行風で体感温度がぐっと下がります。時速60kmで走ると体感温度は外気温から約10℃低下すると言われています。つまり気温15℃でも、走行中の体感は5℃前後。これは冬の気温と変わりません。
🌡️ 気温と走行中の体感温度の差
※時速60km走行時の目安。風向き・湿度で変動します。
「春だから薄着でいい」と油断すると、高確率で後悔することになります。
では、どうすればよいのか。答えは「気温を基準に、冬装備から引き算で考える」ことです。
【気温別】春のバイク装備ガイド
春は「何度の日に何を着るか」をあらかじめ決めておくと、毎朝迷わなくなります。以下は筆者の経験をベースにした目安です。
🥶 気温10℃前後(3月の朝晩・山間部)
結論:まだ冬装備ベース。インナーだけ薄くする。
3月の朝や山間部を走るなら、まだ冬装備が正解です。ただし真冬ほどの厚着は必要ありません。
| 部位 | 装備内容 |
|---|---|
| 上半身 | アウター:冬用ジャケット(そのまま使用) インナー:ヒートテック系を1枚減らすか、薄手の吸湿発熱インナーに切り替え |
| 下半身 | 冬用のオーバーパンツ or 防風パンツ 裏起毛のインナーはまだあった方が安心 |
| 手 | 冬用グローブ、もしくは3シーズングローブ+インナーグローブ |
| 首 | ネックウォーマーはまだ必要。薄手に切り替えるタイミング |
💡 ポイント:10℃前後では「冬装備のまま、中を1枚減らす」だけで十分対応できます。新しく買い足す必要はほぼありません。
🌤️ 気温15℃前後(4月の日中・3月の昼間)
結論:3シーズンジャケット+防風インナーの出番。
15℃は春バイクの「一番迷う気温帯」です。走行中は寒いのに、信号待ちでは暑い。この寒暖差を制するのがレイヤリングです。
| 部位 | 装備内容 |
|---|---|
| 上半身 | アウター:3シーズンジャケット(インナー付きならベスト) インナー:長袖のドライ系インナー+薄手のフリースやダウン |
| 下半身 | 3シーズンパンツ or デニム+膝プロテクター インナーは薄手のものか、なくてもOKな日も |
| 手 | 3シーズングローブが最適。防風性があるタイプを推奨 メッシュはまだ早い時期です |
| 首 | 薄手のネックウォーマー or ネックゲイター 風が冷たい日はあった方が快適 |
💡 ポイント:15℃帯は「着脱で調整できる構成」が鍵です。インナーを1枚持っていくだけで、対応力が一気に上がります。
🌸 気温20℃前後(4月後半〜5月)
結論:春夏ジャケットへ完全移行。メッシュはまだ早い。
20℃になると日中はかなり快適ですが、朝晩はまだ肌寒さが残ります。この時期に一番やりがちな失敗が「メッシュジャケットに早く切り替えすぎる」ことです。
| 部位 | 装備内容 |
|---|---|
| 上半身 | アウター:春夏ジャケット(テキスタイル系) インナー:長袖Tシャツ1枚+必要ならウインドブレーカーをバッグに |
| 下半身 | 3シーズンパンツ or ライディングデニム インナーなしでOK |
| 手 | 3シーズングローブ or 春夏グローブ 朝晩が冷える場合はインナーグローブを持参 |
| 首 | 基本不要。ただし高速道路を使うなら薄手のネックゲイターがあると安心 |
💡 ポイント:20℃でもバイクの体感は10℃前後です。メッシュジャケットは最高気温が25℃を超えてからで十分。焦って切り替えると後悔します。
冬装備から「何を減らすか」で考える春の装備選び
「春用の装備を全部買い直さなければ…」と思っている方、ご安心ください。春装備の基本は冬装備の引き算です。
🔻 冬装備からの段階的な「引き算」マップ
❄️ 冬装備(フル装備)
冬ジャケット + ヒートテック重ね着 + 冬グローブ + ネックウォーマー + 防風パンツ
🌡️ 10℃
3月の朝晩
➖ インナー1枚だけ減らす(ヒートテックの重ね着をやめる)
🌡️ 15℃
4月の日中
➖ 冬ジャケット → 3シーズンジャケットに変更。インナーダウンをやめる
🌡️ 20℃
4月後半〜5月
➖ 3シーズンジャケット → 春夏ジャケットに変更。ネックウォーマーなし
🌡️ 25℃〜
5月後半〜
➖ 春夏ジャケット → メッシュジャケットに変更。グローブもメッシュへ
「切り替え」ではなく「入れ替え」
冬ジャケットにインナーが付いているタイプなら、インナーを外すだけで3シーズン対応になります。これが最もコスパの良い春対策です。
新たに買い足すとすれば、以下の優先順位がおすすめです。
3シーズングローブ
冬用から春への切り替えで一番効果を実感できるアイテムです。
薄手のネックウォーマー
コンパクトで持ち運びしやすく、花粉対策にもなります。
ドライ系インナー
汗冷え対策に直結します。春の快適さを大きく左右するアイテムです。
部位別・春のおすすめ装備
ここからは各部位のポイントを紹介します。それぞれ詳しいレビュー付きの記事を用意していますので、気になる部位はそちらもチェックしてみてください。
春特有の注意点(防寒だけではない)
春のバイクは寒暖差だけでなく、この季節ならではのトラブルにも備えが必要です。
筆者の春装備セット公開
最後に、筆者が実際に使っている春の装備セットを紹介します!
📅 3月の通勤装備(気温8〜14℃)
| 部位 | 装備 |
|---|---|
| アウター | AG1001C イージス(R)防水防寒スーツ |
| インナー | ユニクロのヒートテック |
| グローブ | (3シーズングローブ名) |
| ネック | [Mactilo] 電熱ネックウォーマー |
| パンツ | ディアマジックダイレクト防風防寒パンツ |
| シューズ | NIKE エアジョーダン |
📅 4月のツーリング装備(気温14〜22℃)
| 部位 | 装備 |
|---|---|
| アウター | ユニクロの薄手ジャケット |
| インナー | 薄手フリース |
| グローブ | コミネ プロテクトレザーメッシュグローブ GK-234 |
| ネック | なし |
| パンツ | Right-onのデニムパンツ |
| シューズ | NIKE エアジョーダン |
まとめ:春は「引き算」と「気温基準」で迷わない
春のバイク装備選びのポイントをおさらいします。
🌸 3つの基本原則
① 気温で判断する
「春だから」ではなく「今日は○℃だから」で装備を決める
② 冬装備から引き算する
全部買い替えなくてよい。インナーを減らすだけで対応できる
③ 着脱で調整する
朝晩の寒暖差には、脱いだり着たりできる構成が最も確実
迷ったときは「少し暖かめ」で出発するのが正解です。暑ければ脱ぐことができますが、寒いときに着るものがなければどうにもなりません。
春はバイクが一番気持ちいい季節です。装備をしっかり選んで、寒さに怯えることなくツーリングを楽しんでください!
※本記事の気温と装備の目安は筆者の体感に基づくものです。体質や走行環境によって異なる場合がありますので、参考としてご活用ください。
